じゃがいもを水にさらす時間はどのくらいなのか、なぜさらすのか、時間が長いとどうなるのかなどをまとめました。
じゃがいもを水にさらす時間の目安は、10分程度です。
10分より長く水にさらすと、栄養素が抜けてしまいます。
じゃがいもを水にさらす理由は、
- 変色を防ぐため
- アクを抜くため
- 焦げやくっつきを防ぐため
- カリッとした良い食感にするため
です。
この後、もっと詳しく解説していきますね。
じゃがいもを水にさらす時間はどのくらい?
じゃがいもを水にさらす時間の目安は、10分程度です。
その理由は、10分程度水につけるとでんぷんやアクが抜けるためです。
水をさらさずに調理すると、でんぷんの影響で煮崩れしたりベタッとした仕上がりになります。
またアクの影響で、料理にエグミや苦味が出ます。
そのため水にさらす(でんぷんやアクを抜く)ことはこれらを防ぎ、じゃがいも料理の仕上がりをすっきりさせます。
そして料理の質をワンランクアップすることに繋がります。
じゃがいもを水にさらす時間が長いとどうなる?
結論からいうと、じゃがいもを長時間水にさらすことはおすすめできません。
なぜなら、じゃがいもに含まれる栄養も抜いてしまうからです。
前述したようにじゃがいもを10分程つけると、でんぷんやアクが抜けるなどの効果があります。
しかし、10分よりも長い時間水にさらすと、次のような栄養素が抜けてしまいます
- カリウム
- ビタミンC
- ナイアシン
カリウムはむくみの解消、血圧を下げる作用があります。
ビタミンCは体の酸化予防作用があり、老化や生活習慣病予防につながります。
ナイアシンはエネルギー代謝や体細胞合成を行なっています。
このように、長時間水にさらすことは体にとって大切な栄養素が抜けることに繋がってしまうのです。
このような大切な栄養素を抜いてしまわないためにも、じゃがいもをさらす時間は10分程度にとどめておく必要があります。
じゃがいもを水にさらす理由
じゃがいもを水にさらす理由は、次のようなものがあります。
- 変色を防ぐ
- アクを抜く
- 焦げやくっつきを防ぐ
- カリッとした良い食感にする
変色を防ぐ
じゃがいもは空気に触れると、酸化します。
酸化すると、変色に繋がります。
そのため、水にさらすことで空気を遮断し変色を予防します。
アクを抜く
じゃがいもを下ごしらえせずに調理すると、アクが残っています。
アクはエグミや苦味に繋がります。
アクは水にさらすことで抜くことができ、料理の味を向上させます。
焦げやくっつきを防ぐ
じゃがいもにはでんぷんが含まれています。
このでんぷんは、調理の際の焦げやくっつきに繋がります。
でんぷんは水にさらすことで抜くことができます。
じゃがいもを水にさらした後、白く濁るのはでんぷんの影響です。
そのため、じゃがいもをさらした水が白く濁っていればでんぷんが抜けている証拠です。
カリッとした良い食感にする
下ごしらえせずでんぷんが残っていると、煮崩れやベタッとした食感に繋がります。
でんぷんを取り除くことでこれを防ぎ、カリッとした良い食感になります。
じゃがいもを水にさらす時間はどのくらい?長いとどうなるか&さらす理由も解説まとめ
この記事では、じゃがいもを水にさらす時間はどのくらいなのか、なぜさらすのか、時間が長いとどうなるのかなどをまとめました。
じゃがいもを水にさらす時間の目安は、10分程度です。
長時間水にさらすと、体にとって大切な栄養素が抜けてしまいます。
大切な栄養素を抜いてしまわないために、じゃがいもをさらす時間は10分程度にとどめておく必要があります。
またじゃがいもを水にさらす理由は、次のようなものがあります。
- 変色を防ぐ
- アクを抜く
- 焦げやくっつきを防ぐ
- カリッとした良い食感にする
適切な下ごしらえをして、いつもよりワンランク上の料理が仕上がりますように♪