コキアを植えてはいけないといわれる理由をまとめました。
コキアは秋の真っ赤に染まった姿が美しいですが、庭に植えてはいけないともいわれています。
なぜそのように言われるのか、また育てる際のポイントもあわせて紹介しますので、参考にしてみて下さい。
コキアを植えてはいけないといわれる理由
コキアを植えてはいけないといわれるのは、「こぼれ種で増えてしまう」「強風や大雨に弱い」「害虫がつく」「日陰に弱い」という4つの理由からです。
こぼれ種で増えてしまう
コキアは種が地面に落ち、こぼれ種として次の年に新しい株となって成長します。
このこぼれ種によって、毎年新芽が出てきます。
そのため、1株植えただけでも翌年はこぼれ種で5株、その翌年は倍の10株、その翌年はその倍の20株と増え続けてしまうのです。
増え続けるコキアを放置すると、庭はコキアで埋め尽くされてしまう恐れがあります。
強風や大雨に弱い
まんまるとしたシルエット、加湿に弱いという特性から強風や大雨に弱いです。
特に台風の際は、影響を受けやすいです。
日本は台風が多いため、日本でコキアを育てるのは不向きと感じるかも知れません。
害虫がつく
アブラムシなどがつきやすいといわれています。
しかし、どの植物も害虫発生は避けられないためコキアが特別というわけではありません。
日陰に弱い
コキアは日当たりが良いとよく育ちますが、日陰では生育が悪くなってしまいます。
また生育が悪いと弱々しい見た目になってしまいます。
コキアは植えても大丈夫!
コキアを植えることは決して、悪いことばかりではありません。
なぜならコキアの花言葉は良く、また育てる際に手間がかからないという良い面もあるからです。
コキアの花言葉
コキアの花言葉は、「恵まれた生活」「夫婦円満」「私はあなたに打ち明けます」です。
このような花言葉があることから、風水では家族運アップの効果がある(夫婦の仲を深めてくれたり、トラブルがあっても円満に解決してくれたりする)と言われています。
育てやすい
コキアは基本的に、ほったらかしでも育ちます。
庭木で、日当たりの良い場所と考慮した土があればほったらかしでも大丈夫です。
剪定の必要もありません。
また多少の害虫発生はあるかもしれませんが、成長後は害虫の心配はほどんど無いと考えてもいいためそういう面でも手間がかからず育てやすいです。
コキアを上手に育てるポイント
基本的にほったらかしでも育つと言われるコキアですが、放置しすぎると増え過ぎて庭を占領してしまうなど少し困ったこともあります。
コキアを上手く育てるポイントを紹介します。
コキアに適した土
水はけ、水持ちの良い土を選びます。
苗の選び方と植え付けの時期
苗は根がしっかり成長している、元気の良いものを選びます。
また植え付けは5、6月頃根が詰まる前に早めにするのがおすすめです。
水やりのタイミング
コキアは多湿を嫌うため、ほとんど水やりの必要はありません。
乾燥しすぎないように適宜観察して、水やりをするというくらいで大丈夫です。
肥料の与え方
コキアは肥料はほとんど必要なく、無肥料でも大丈夫です。
反対に注意が必要なのが、肥料のあげすぎで肥料焼けが起こることです。
日当たりが良くて水はけが良い環境で、株間がしっかりとれていれば肥料は不必要なためまずは肥料なしで育ててもいいかも知れません。
コキアの増やし方
コキアが増え過ぎてしまうという状態を防ぐには、こぼれ種を放置するのではなく種の採取を行い増やしたい分だけ種を蒔いて育てる方が良いです。
コキアの紅葉が過ぎ、葉が茶色くなったら種を採取します。
また地面に落ちたこぼれ種から、翌年自然に幼苗が育っていることも考えられます。
そのような場合は根をできるだけ傷めないよう注意しながら数株を掘り起こし、株間を広く空けて植え直すか不必要なら幼苗を駆除する方が良いでしょう。
コキアを植えてはいけないといわれる理由まとめ
この記事では、コキアを植えてはいけない理由をまとめました。
コキアを植えてはいけないといわれるのは、「こぼれ種で増えてしまう」「強風や大雨に弱い」「害虫がつく」「日陰に弱い」という4つの理由からですが、コキアには素敵な花言葉があり、また育てやすいという利点もあります。
コキアのポイントを掴んで育てれば、決して植えてはいけない植物ではありません。
コキアを育て、可愛いコキアのシルエットや秋の真っ赤に染まった美しい姿を楽しんでみてはいかがでしょうか。