シソを植えてはいけない理由と、自宅で上手に育てるポイントをまとめました。
そうめんや豆腐の薬味、手巻き寿司などに大活躍の青シソ。
青シソの鮮やかな緑は食卓を彩り、料理の見栄えを良くします。
赤シソは梅干しの色付けや、赤シソジュースなどにも使われています。
シソを自宅の庭で上手に育てられたら、気軽に料理にも使えて重宝しますよね。
青シソと赤シソの違いについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください♪
シソを植えてはいけないといわれる理由
シソを植えてはいけないといわれる主な理由の2つを詳しく説明します。
『こぼれ種』で大量繁殖する
シソはとても育てやすい植物ですが、地植えすると『こぼれ種』によって雑草並みに繁殖します。
あちこちに『こぼれ種』が飛び散るため、そのまま放置していると、やがて庭や家庭菜園をシソに占領されてしまう恐れがあります。
せっかく植えて大事に育てていた他の植物も育ちにくくなってしまうんですね。
害虫が寄ってくる
シソの葉に寄ってくる害虫は、
- ヨトウムシ
- アブラムシ
- バッタ
- ハダニ
- ハモグリバエ
- アザミウマ
- コナガ
- ナメクジ
などがあります。
和製ハーブとも呼ばれるシソですが、虫除け効果はあまり期待できず、好んで寄ってくる虫もたくさんいます。
虫がつくと葉が食べられ見た目が悪くなり、植物の汁を吸われ枯死したり、葉が黒く変色することがあります。
さらにシソについた害虫が、その他の植物にも寄生してしまうこともあるのだとか。
せっかく育てたシソや他の植物が害虫に食べられてしまったり、枯れてしまうのは悲しいですよね。
赤シソと青シソを一緒に植えてはいけないといわれる理由
赤シソと青シソを一緒に植えると、簡単に交雑します。
交雑すると色味が混ざり見た目も悪くなり、風味もかわり品質が落ちておいしくなくなります。
シソはもともと生命力の強い植物ですが、交雑によってさらに繁殖力が増すため赤シソと青シソは一緒に植えてはいけないと言われています。
赤シソと青シソの違い
シソの旬は夏ですが、青シソは1年中スーパーなどで見かけます。
一方、赤シソは用途が限られるため6〜7月頃の時期しか出回っていません。
色や味、栄養・効能の違いについても詳しく紹介していきますね!
赤シソの味や栄養・効能
赤シソは生のまま食べると青シソよりもアクが強く、えぐみがありおいしいとは言えませんが、梅干しや紅しょうが、しば漬けの色付けによく使われています。
赤シソの葉にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれているため柴色に見え、青シソよりも高い抗酸化作用や防腐作用があります。
またアレルギー症状を緩和する成分も含まれていると言われています。
青シソの味や栄養・効能
シソ特有の香りは青シソの方が強いとされています。
青シソは生のまま食べることができ、爽やかな香りで食材を引き立ててくれます。
シソにはβカロテンやα-リノレン酸が多く含まれており、生のまま食べられる青シソは美容や健康のために取り入れやすい食材と言えます。
赤シソは青シソのように生のまま食べるのは難しそうですが、色付けなどに活用しながら上手に食卓に取り入れられると良いですね♪
シソを上手に育てるポイント
シソを育てるのはとっても簡単。
生命力が強いので1度植えてしまえば、勝手に翌年以降も収穫できます。
ですが、シソの風味を損なわず、おいしいシソを自宅でも食べたい!と言う方のために上手に育てるポイントを紹介していきますね♪
日当たりの良い場所で育てる
シソは半日陰でも栽培できますが、日光が足りないと葉色や香りが薄くなることもあります。
基本的には日当たりの良い場所で育てましょう。
真夏の強い日差しは、当たりすぎると香りは良くなりますが、葉が厚く固くなってしまうので注意しましょう。
気温が安定してきだ時期に種まきをする
シソの発芽温度は25〜30℃です。
種から育てる場合は4月下旬から6月中旬頃を目安に種まきをしましょう。
土に肥料を混ぜ、できるだけ水はけを良くする
シソは土質は選ばず育ちますが、多湿が苦手で土質が悪いと葉が硬く香りも弱くなり食用には向かなくなります。
腐葉土や堆肥などを混ぜ、良く肥えた土を使うことで、香りが良く柔らかいはが育ちやすくなります。
土の表面が乾きかけたらたっぷりと水やりをする
水切れ状態が続くと葉が痛むため注意してください。
また、シソは一年草として扱われるため冬の水やりはしなくて大丈夫です。
害虫対策
肥料を与えすぎると、虫がつきやすくなります。
肥料の与えすぎには注意しましょう。
虫除けネットや防虫ネットを活用するのもおすすめです。
シソを植えてはいけないといわれる理由!上手に育てるポイントも解説まとめ
この記事ではシソを植えてはいけないといわれる理由、赤シソと青シソの違い、シソを上手に育てるポイントをまとめました。
シソは栄養価も高く、食卓を彩ってくれる優秀な食材です。
自宅でも簡単に育てることができるので家庭菜園を始めたい方にもピッタリの食材です。
ぜひ栽培に挑戦して、日々の食卓に取り入れてみてくださいね♪