里芋の煮物が硬いのはなぜか、柔らかく作るコツや硬い里芋の見分け方についてまとめました。
里芋の煮物は柔らかくてモチモチしていて美味しいですよね!
私の祖母もよく作ってくれた思い出の味です。
でも自分で作ってみたらなかなか柔らかくならない…皆さんもそんな経験があるのではないでしょうか?
そもそも里芋の煮物が硬いのは何で?
柔らかい美味しい里芋の煮物を作るコツや、硬い里芋を見分ける方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
里芋の煮物が硬いのはなぜ?
里芋の煮物が硬くなってしまう原因は3つあると言われています。
- 里芋の保存方法
- もともと硬い芋だった
- 調味料を入れるタイミング
それぞれ詳しく見ていきましょう。
里芋の保存方法
里芋は寒さに弱く、冷えてしまうと硬くなってしまいます。
表面に赤い斑点がポツポツ浮かんできて、その周りが硬くなります。
「里芋が風邪をひいている」というのを聞いたことがないでしょうか?
それがこの赤い斑点が出てきている状態のことを言います。
里芋の適切な保存方法を紹介します。
里芋は暑すぎず寒すぎない場所で保存するのが理想です。
風通しのよい場所だとなお良いでしょう。
・常温保存
秋~冬にかけては直射日光の当たらない所で、常温保存で大丈夫です。
土付きのまま新聞紙で包んで下さい。
新聞紙で包むと湿気から守ってくれます。
里芋を洗ってから保存すると、表面に残った水分からカビが発生してしまうこともあるので、洗わなくて大丈夫です。
新聞紙がない場合は、ペーパータオルで包んで紙袋にいれて保存しても良いでしょう。
涼しい場所がない場合は野菜室で保存します。
そのまま保存すると低温障害がおきたり乾燥したりするので、1つずつペーパータオルで包みビニール袋に入れて、口を縛って保存するようにしましょう。
・冷凍保存
里芋は生のまま冷凍保存できます。
泥をきれいに洗い流してから、しっかり水気を拭き取って下さい。
1つずつラップに包んで、冷凍用保存袋(ジップロックなど)に入れて冷凍庫に入れます。
レンジ解凍すれば皮も剥けやすくなって便利です。
1ヵ月は冷凍保存できるので、たくさん里芋を貰った時などは試してみて下さい。
もともと硬い芋だった
いわゆるゴリ芋(ゴジ芋・ガリ芋)といわれるものです。
里芋は、親芋についた子芋を食べます。
この子芋に孫芋がついてしまうと、そちらに栄養が取られてしまい子芋に栄養が行き届かず硬い芋になってしまいます。
ゴリ芋はどれだけゆでても柔らかくなりません。
調味料を入れるタイミング
調味料を入れるタイミングが早すぎると、硬くなってしまうことが多いです。
しっかり下茹でをするのが大事です。
調味料を入れる前に、竹串などを刺してみて柔らかくなっているか確認しましょう。
里芋の煮物を柔らかく作るコツを紹介!
里芋の煮物を柔らかく作るコツは、慌てない事です!
ゆっくりじっくり煮込みましょう。
里芋が柔らかくなるゆで方
①鍋に里芋を入れて、ちょうど里芋はかぶるぐらいの水を入れる。
沸騰してから里芋を入れるのではなくて、水の状態から茹で始めましょう。
ゆっくり温度が上がることによって甘みが出やすくなります。
②沸騰したら火を少し弱めて10~15分程茹でる。
③竹串などを刺してみて柔らかくなっているか確認し、ざるにあけて冷ます。
竹串を刺してみて硬さが気になる場合は、再度鍋に戻して弱火で煮込みましょう。
強火にすると焦げてしまうので要注意です。
電子レンジで茹でることもできますが、里芋は個体差が大きく加熱時間が難しいです。
茹でムラができてしまったり、加熱しすぎて硬くなってしまう事もあるのであまりおすすめしません。
硬い里芋の見分け方
柔らかい里芋の煮物を作るためには、硬くない里芋選びが重要です。
硬くない里芋の見分け方を紹介します。
見た目での見分け方
・土が付いていて湿り気のあるもの
里芋は乾燥すると硬くなってしまいます。
表面がひび割れている里芋は乾燥しているので、土がしっかりついている里芋を選びま しょう。
・縞模様がくっきりみえるもの
順調に成長した里芋は、縞模様が綺麗に平行に並んでいます。
・形がふっくらして丸みを帯びているもの
品種によって形は様々ですが、ふっくら丸っこい里芋ほどよく成長している証拠です。
小ぶりの里芋の方がなお良いでしょう。
・赤みがかった里芋は避ける
赤みの多い里芋は硬い場合が多いです。
繊維が多く、煮ても柔らかくなりにくいので避けた方が良いです。
触感での見分け方
触ってみて、硬くしっかり身が引き締まっているものが良いです。
柔らかくなっていたり、ふかふかしているものは鮮度が落ちている可能性が高いので避けましょう。
里芋の煮物が硬いのはなぜ?柔らかく作るコツや硬い里芋の見分け方も紹介まとめ
この記事では里芋の煮物が硬いのはなぜか、柔らかく作るコツや硬い里芋の見分け方についてまとめました。
里芋の煮物が硬くならない為には3つのポイントがありました。
・寒さに弱いので、新聞紙などで包み風通しの良い場所で常温保存する
・もともと硬い里芋は茹でても柔らかくならないので、見た目や触感で鮮度の良いものを選ぶ
・焦って調味料を入れず、しっかり下茹でして柔らかくなたのを確認してから味付けをする
また里芋を茹でる際は、沸騰してから入れるのではなく、水の状態から茹で始め、じっくりゆっくり温度を上げて甘みを出しましょう。
以上の点を参考にして、柔らかくてモチモチした里芋の煮物を作ってみて下さい♪