こどもの日はなんのためにあるのか、由来、お祝いの仕方などをまとめました。
ゴールデンウィーク祝日の一つ、こどもの日がどのような日か考えたことはありますか。
こどもの日についてきちんと説明できる人は、意外と少ないかもしれません。
こどもの日の目的や由来を解説していきます。
また、お祝いの仕方なども紹介していますので参考にしてみてください。
こどもの日はなんのためにあるの?
こどもの日の目的を書いてください。
こどもの日の目的は、次のようなものです。
・こどもの人格を重んじる
・こどもの幸福をはかる
・お母さんに感謝する
こどもをお祝いするイメージが強いですが、実はお母さんへの感謝も含まれています。
またこどもの日は男の子をお祝いするイメージも強いですが、特に決まりはありません。
性別関係なくお祝いします。
こどもの日の由来を解説!
こどもの日の始まりは、トルコです。
国民主権の日を、トルコ初代大統領が子どもたちを祝う日としたことがきっかけです。
その後1954年に「世界子どもの日(11月20日)」が定められ、ここから世界中でこどもの日の制定が広まり始めました。
日本では、昔から「端午の節句」に男の子の健やかな成長を願う風習がありました。
祝日法公布に伴い、1948年に端午の節句(5月5日)は、男の子だけでなく全てのこどもの幸せをはかる「こどもの日」になりました。
こどもの日のお祝いの仕方とその意味
こどもの日である5月5日はもともと端午の節句であったことから、端午の節句の風習が残っています。
風習はいくつかあるので、一つずつ紹介します。
鯉のぼり
鯉のぼりは外飾りともいわれます。
そのため外に飾ります。
鯉のぼりの一番上に矢車や吹流しを付け、その下に真鯉、緋鯉、子鯉を飾ります。
真鯉、緋鯉、子鯉は大きさや色が決まっています。
真鯉、緋鯉、子鯉の順に大きいです。
真鯉は黒、緋鯉は赤、子鯉は青です。
鯉のぼりは、子どもの今後の活躍を祈り飾ります。
この由来は、中国の「滝を上った鯉は竜になる」という伝説です。
五月人形
五月人形は内飾りともいわれます。
そのため室内に飾ります。
五月人形には種類が3つあります。
兜飾り、鎧飾り、武者人形です。
兜、鎧は、病気や事故から守るという意味があります。
また弓矢、太刀の武者人形には、邪気を払うといった意味があります。
これらをまとめると、五月人形には「こどもを災いから守り、強くたくましく成長できますように」という願いが込められています。
菖蒲湯に入る
湯船に菖蒲の葉を入れて、入浴します。
菖蒲の葉は、古来中国で厄祓いとして用いられてきました。
そこから「暑い夏を乗り切れるよう」にという願いを込めて菖蒲湯に入るようになりました。
また「ショウブ」の響きは、「勝負」「尚武」に繋がります。
そのため菖蒲を使用は、出世への願いも込められています。
柏餅を食べる
柏餅は、餡入りのお餅を柏の葉で包んだ食べ物です。
柏の木は、芽が出るまで葉が落ちません。
この姿から、「家系が途絶えないように」と願う意味で食べられています。
ちまきを食べる
ちまきは、米を笹の葉や竹の皮で包み蒸した食べ物です。
ちまきは、関東と関西では作り方や味付けが異なります。
関東では中華風おこわ、関西ではお餅のようなちまきが主流となっています。
古代中国ではちまきを「無病息災」の象徴として取り入れていました。
それが中国から日本に伝来し、こどもの日に食べられるようになりました。
こどもの日にちまきを食べる理由や、なぜ関西はちまきで関東は柏餅を食べるのかは、こちらの記事にまとめています。↓
>> こどもの日にちまきを食べる理由は?なぜ地域によっては柏餅なのかも解説
こどもの日はなんのためにあるの?由来やお祝いの仕方を解説まとめ
この記事では、こどもの日はなんのためにあるのか、由来、お祝いの仕方などをまとめました。
こどもの日の目的は、次のようなものです。
・こどもの人格を重んじる
・こどもの幸福をはかる
・お母さんに感謝する
こどもの日はトルコから始まり、世界子どもの日をきっかけに、世界中でこどもの日の制定が広まり始めました。
日本では祝日法公布に伴い、1948年に端午の節句(5月5日)を、男の子だけでなく全てのこどもの幸せをはかる「こどもの日」にしました。
こどもの日はもともと端午の節句であったことから、端午の節句の風習が残っています。
こどもの日の目的、由来、風習を知ることはとても興味深く、面白いですよね。
これらを知った上でこどもの日をお祝いすると、いつもとは一味違ったお祝いになり良いかもしれませんね。